パウエル氏がFRB議長就任が決定今後の金利・株価・為替はどうなるか?
ドナルド・トランプ米大統領は、次期連邦準備制度理事会(FRB)議長にジェローム・パウエル理事を指名しました。イエレン議長は1期4年で退任する事になります。FRB議長が1期4年で交代するのは約40年振りであり近年では異例です。
ジェローム・パウエル指名の理由としては…
1.トランプ大統領の功績を残す為
イエレン議長はオバマ前大統領が任命している為、自分が任命した人物にしたかったと言う事。この理由は日本メディアでも多くが語っていますが、パウエルもオバマ前大統領に任命されており、しかも異例の野党から任命している事もあり、この部分はトランプ大統領や現政権にとって重要な部分では無いと思います。
日本メディアは全体的にトランプ大統領に対して下げ報道ばかりやっているので、こういう部分にも出てきます。ロシア疑惑に関しても真逆から扱っています。
2.政策を大きく変える必要が無いものの…
米国経済は順調に拡大を続けており、出口戦略のバランス感覚は大切なものの、基本的には現在の政策を大きく変える必要が無い。しかしイエレン議長は思想的にはややリベラルなので、大統領や政権と意思疎通しやすく穏健な人が扱いやすいと考えたのでしょう。
またイエレンは学者、パウエルは金融畑を歩いてきたスペシャリスト。3G政権と言われるトランプ政権は研究、論文、書籍で名声を得た学者や先生よりも、実務で成果を上げてきた人を立てています。トランプ大統領も政治家の経験が無いビジネスマンなので、そういう人物達が肌が合うのでしょう。実際に築き上げてきた資産もAP通信が報じた最新の財務開示情報によると1億1970万ドル~5,490万ドルの評価となるとされています。
金利政策は現在の穏やかに上昇と言う傾向が続くと見られていますが、パウエルはイエレンより規制緩和派でありトランプと同じです。
これから税制改革の為の法案成立に力を注ぐ次期が直ぐに来るので、自分の政策を邪魔しない人物が必要だったと言うのが大きい理由としてあると思います。意思疎通が取れず、景気拡大を理由に利上げペースを上げられると、景気悪化から減税が出来なくなる可能性も出てきますから。トランプは持続可能な経済成長を3%以上で達成させるという目標を繰り返し強調していますが、そこにもストップを掛ける可能性があるので。
トランプ大統領だけではなく、スティーヴン・マヌーチン(ムニューシン)米財務長官も、政権として、財務長官として、パウエルが使いやすいと1番に推していたので、この部分が1番大きいでしょう。
中央銀行の独立性に疑問を持たれる事にもなるが、マーケットの反応は慎重にバランス良く仕事に当たるだろうと予想されています。
今後の金利・株価・為替はどうなるか?
日米様々な投資銀行系のインタビュー、論評を見ましたが、大方の予想としては現在の政策を引き継ぐ為、大きなサプライズは無し。安定して株価は上がる可能性が高いが、他の候補がパウエルより早いペースで利上げをすると考えられていたので、ドルは上昇せず、債券価格は上昇、利回りは低下する可能性が高いと予想されています。
モルガンスタンレー「FOMCのコンセンサスに沿った考え方を示しており、中期金融政策の見通しを形作る主要な見解の観点から、構造的な変化を示すものではない。」
BNP「最近の政策スタンスの大きな変化の可能性のない中立主義者と見なされる」
HSBC「FRBの政策の見通しは変わらないと考えている。FOMCは12月に25bpの金利を引き上げることを期待しており、これは金融市場で既に広く予想されている。」
ゴールドマン・サックス「短期的な政策の道筋については、選択肢が大きく左右されるとは考えていません。」
UBS「バーナンキ、イエレンの定める形に従って政策を策定するためのコンセンサスに基づくアプローチを維持する可能性が高い。」
私が調べた限りでは少数でしたがポリティコでは「歴史の中で最もリスクの高いものになる」と批判してありました。オレゴン大学の経済学教授も「過去2、3年よりも厳しい年になるだろう」
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